今年もあとわずかである。
2007年は私にとって、新しい出来事ばかりだった。
仕上がるとは思えなかった卒論の完成にはじまり、大学生活の終わり、大学図書館への就職(パートだけど)、ブルックナー8番の感動、レッスンと勉強の日々(最近は違うけど)、初の飛行機搭乗、楽しかった職場からの名残惜しい退職、そしてヨリが戻ったかと思ったら2週間でフラれるという快挙(?)。
この1年で、「なんとかなるし、ならなくてもなんとでもなる」「好き勝手に生きて嫌われるならしょうがない」「やっぱり人と喋るのが一番おもしろい」というような事を悟った。
来年もまた、後悔のない1年にしたいと思う。
大三十日。
HDと紙。
最近、HD=High Definitionという言葉をよくきく。要は、高い解像度の映像だ。
我が家でも最近、地上・BS・CSデジタルチューナを導入し、ハイビジョン映像を楽しめるようになった(アナログ接続だけど)。
ハイビジョンの精細な画像は、たしかに一度体験してしまうと、ちょっとやめられない魅力がある。
しかし、ちょっと考えてみてほしい。
Wikipediaによれば、HD映像規格の走査線数−要は画面の縦の点の数−は720〜1125くらいだ。つまり一般的なPCの画面と同程度と考えればよい。
解像度というのは、ある長さにいくつ点があるかで決まる。最近までのWindowsでは96dpi、すなわち1インチに96の点がある(ただし実測とはずれがある)。
一方で、一般的な商業印刷の解像度は300〜600dpiである。300dpiとしても、ディスプレイの3倍の解像度である。ディスプレイの点一つがさらに3×3の9つの点からできていると言えば、その細かさが想像できるだろうか。HDだなんだと騒いでも、まだまだ紙のほうが解像度は高いのである(まあ、紙では動画の表現はできないけど)。
実感としても、ディスプレイの点一つ=1ドットというのは結構大きい。マウスを1ドット単位で動かすのは難しいことではないし、ドット絵では1ドットで大きく見た目が変わる。なによりアンチエイリアシング(中間色で色の境界をぼかすこと)を行わなければ、文字や図形がギザギザに見える。
最近のMacOSやWindows VistaではClearTypeにより、文字などに限り擬似的に横方向の解像度を3倍にしているが、縦方向の解像度は変わらないため、細い横線には相変わらず弱い。例を挙げれば、スコアのような細かい楽譜の表現はまだまだ難しい。
大画面化もいいけれど、1ドットをより小さくすることができれば、映像装置はより利用の幅が拡がるだろう。
(もっともドット絵やビットマップフォントの魅力というのもなかなか捨てがたいものがある。すべてが高精細になってしまうのもちょっと寂しいファミコン世代。)
我が家でも最近、地上・BS・CSデジタルチューナを導入し、ハイビジョン映像を楽しめるようになった(アナログ接続だけど)。
ハイビジョンの精細な画像は、たしかに一度体験してしまうと、ちょっとやめられない魅力がある。
しかし、ちょっと考えてみてほしい。
Wikipediaによれば、HD映像規格の走査線数−要は画面の縦の点の数−は720〜1125くらいだ。つまり一般的なPCの画面と同程度と考えればよい。
解像度というのは、ある長さにいくつ点があるかで決まる。最近までのWindowsでは96dpi、すなわち1インチに96の点がある(ただし実測とはずれがある)。
一方で、一般的な商業印刷の解像度は300〜600dpiである。300dpiとしても、ディスプレイの3倍の解像度である。ディスプレイの点一つがさらに3×3の9つの点からできていると言えば、その細かさが想像できるだろうか。HDだなんだと騒いでも、まだまだ紙のほうが解像度は高いのである(まあ、紙では動画の表現はできないけど)。
実感としても、ディスプレイの点一つ=1ドットというのは結構大きい。マウスを1ドット単位で動かすのは難しいことではないし、ドット絵では1ドットで大きく見た目が変わる。なによりアンチエイリアシング(中間色で色の境界をぼかすこと)を行わなければ、文字や図形がギザギザに見える。
最近のMacOSやWindows VistaではClearTypeにより、文字などに限り擬似的に横方向の解像度を3倍にしているが、縦方向の解像度は変わらないため、細い横線には相変わらず弱い。例を挙げれば、スコアのような細かい楽譜の表現はまだまだ難しい。
大画面化もいいけれど、1ドットをより小さくすることができれば、映像装置はより利用の幅が拡がるだろう。
(もっともドット絵やビットマップフォントの魅力というのもなかなか捨てがたいものがある。すべてが高精細になってしまうのもちょっと寂しいファミコン世代。)
図書館と映像・音楽資料
公共図書館や大学図書館にAV資料コーナーというのがたいてい設置されているのをご存じだろうか。そこでは、図書館が所蔵する音楽・映像資料(以下、AV資料)、平たく言えばCDやDVDを鑑賞できる(「なぜか」貸し出しはできない場合がほとんど)。
しかし、多くの図書館ではAV資料の所蔵があまりにも貧弱である。芸術分野の専門図書館ならまだしも、一般の公共図書館や大学図書館では、本とは比べ物にならないほど資料数が少ない。
その要因として以下のものが考えられる。
1.図書館と民間のレンタル業との住み分け
AV資料は、本とは異なり、図書館で大量に蓄積・公開・貸与する伝統がないこと、一方で、民間企業が有償で貸与する伝統があること、が挙げられる。現在の状況で、図書館がAV資料を充実させるため、最新のCDやDVDを大量に所蔵・公開・貸与などを行えば、レコード会社やレンタル事業会社などから大きな反発が起きるであろうことは想像に難くない。
2.メディアの寿命
VHSやLPなどのアナログメディアの劣化は、無視できるレベルではないし、CDやDVDのようなデジタルメディアでも、寿命は100年未満といわれる。保存状態がよければ数百年単位で保存可能な本とは状況が異なる。
(メディアの寿命としては社会的な面もある。つまり、新しいメディアの登場で、それまでのメディアの利用が非常に少なくなってしまうのだ。これは図書館が所蔵すべき理由の一つでもある。LDでしか発売されなかった作品など、一般には入手・閲覧が難しいだろうから。)
3.複製の容易さ
現在では新しい音楽・映像資料のほとんどがデジタルメディアで提供されるため、複製が容易となり、貸出しにくいという点もある。民間のレンタル業は見て見ぬふりだが、本の複写もたびたび問題となる図書館では難しいだろう。
図書館がAV資料を所蔵する意義
それでも、図書館がAV資料を所蔵するのには大きな意味がある。
DVDの登場で、古い映画、マイナーな映画はDVD化されることなく、姿を消しつつある。また、DVD化されたところで、1年〜数年で絶版となり、手に入らない場合も多い(こうした状況は本でも同じ)。
本の場合、こうした場合にはどこかの図書館から取り寄せるか、最後には国立国会図書館で閲覧か複写依頼をすれば9割以上の本は読めるだろう(自費出版や同人誌はまた別)。しかし、AV資料は所蔵が少なく、網羅的に収集している館もない。また、館外への貸し出しや相互貸借も行っていなかったりと、状況は圧倒的に悪い。
もちろん、民間のレンタル業の利益を侵害するのはよろしくないので、1タイトルを複数持たない(本で言う複本を持たない)、発売後一定期間を超えるまでは提供しない、あるいは貸出しない、などの措置は必要となるだろうが、それでもアーカイブとしての役割は十分果たせるだろう。
過去の隠れた名作・迷作が、完全に消えてしまわないうちに、収集をはじめなければならない。
ちなみに、過去にも書いたが、レンタルビデオ店の分類はひどすぎる。実際に本格的なAV資料の提供を行うなら、分類や検索の方法も新しく考えねばならない。もっとも、芸術分野の専門図書館ではすでに行っているのかもしれないが。
本においても、いまだに漫画などは図書館での所蔵は少ない。このことについては、また日を改めて。
しかし、多くの図書館ではAV資料の所蔵があまりにも貧弱である。芸術分野の専門図書館ならまだしも、一般の公共図書館や大学図書館では、本とは比べ物にならないほど資料数が少ない。
その要因として以下のものが考えられる。
1.図書館と民間のレンタル業との住み分け
AV資料は、本とは異なり、図書館で大量に蓄積・公開・貸与する伝統がないこと、一方で、民間企業が有償で貸与する伝統があること、が挙げられる。現在の状況で、図書館がAV資料を充実させるため、最新のCDやDVDを大量に所蔵・公開・貸与などを行えば、レコード会社やレンタル事業会社などから大きな反発が起きるであろうことは想像に難くない。
2.メディアの寿命
VHSやLPなどのアナログメディアの劣化は、無視できるレベルではないし、CDやDVDのようなデジタルメディアでも、寿命は100年未満といわれる。保存状態がよければ数百年単位で保存可能な本とは状況が異なる。
(メディアの寿命としては社会的な面もある。つまり、新しいメディアの登場で、それまでのメディアの利用が非常に少なくなってしまうのだ。これは図書館が所蔵すべき理由の一つでもある。LDでしか発売されなかった作品など、一般には入手・閲覧が難しいだろうから。)
3.複製の容易さ
現在では新しい音楽・映像資料のほとんどがデジタルメディアで提供されるため、複製が容易となり、貸出しにくいという点もある。民間のレンタル業は見て見ぬふりだが、本の複写もたびたび問題となる図書館では難しいだろう。
図書館がAV資料を所蔵する意義
それでも、図書館がAV資料を所蔵するのには大きな意味がある。
DVDの登場で、古い映画、マイナーな映画はDVD化されることなく、姿を消しつつある。また、DVD化されたところで、1年〜数年で絶版となり、手に入らない場合も多い(こうした状況は本でも同じ)。
本の場合、こうした場合にはどこかの図書館から取り寄せるか、最後には国立国会図書館で閲覧か複写依頼をすれば9割以上の本は読めるだろう(自費出版や同人誌はまた別)。しかし、AV資料は所蔵が少なく、網羅的に収集している館もない。また、館外への貸し出しや相互貸借も行っていなかったりと、状況は圧倒的に悪い。
もちろん、民間のレンタル業の利益を侵害するのはよろしくないので、1タイトルを複数持たない(本で言う複本を持たない)、発売後一定期間を超えるまでは提供しない、あるいは貸出しない、などの措置は必要となるだろうが、それでもアーカイブとしての役割は十分果たせるだろう。
過去の隠れた名作・迷作が、完全に消えてしまわないうちに、収集をはじめなければならない。
ちなみに、過去にも書いたが、レンタルビデオ店の分類はひどすぎる。実際に本格的なAV資料の提供を行うなら、分類や検索の方法も新しく考えねばならない。もっとも、芸術分野の専門図書館ではすでに行っているのかもしれないが。
本においても、いまだに漫画などは図書館での所蔵は少ない。このことについては、また日を改めて。
歌う。
最近、宅録環境が整ったのもあって、自分で書いた曲を録音しようとしている。
ドラム、ベースとシンセの音はPCM音源(Roland SC-88ST Pro。10年ほどお世話になってます。)でいいとしても、ギターやボーカルはどうしたって録音しなければならない。
ギターは、幸い、兄が10年以上弾いているので、アレンジも含めお任せできるのだが、歌に関しては私も兄も完全に素人なので、どうにもならない。
ここ数年で音感はある程度よくなったので、音痴というわけではないのだが、とにかく声量が足りない(つーか腹式呼吸も満足にできない)し、音域が狭く、跳躍すると音程がぶれる。
単音ならたまにいい声が出せるので、トレーニングすれば歌えるようになるのかもしれないけど、歌の場合、練習するのも恥ずかしいという思いがあって、なかなか難しい。でも、思い通りに歌えるようになったら楽しいんだろうなあ。オペラなんかで歌ってる人を見ると、本当にうらやましい。
ドラム、ベースとシンセの音はPCM音源(Roland SC-88ST Pro。10年ほどお世話になってます。)でいいとしても、ギターやボーカルはどうしたって録音しなければならない。
ギターは、幸い、兄が10年以上弾いているので、アレンジも含めお任せできるのだが、歌に関しては私も兄も完全に素人なので、どうにもならない。
ここ数年で音感はある程度よくなったので、音痴というわけではないのだが、とにかく声量が足りない(つーか腹式呼吸も満足にできない)し、音域が狭く、跳躍すると音程がぶれる。
単音ならたまにいい声が出せるので、トレーニングすれば歌えるようになるのかもしれないけど、歌の場合、練習するのも恥ずかしいという思いがあって、なかなか難しい。でも、思い通りに歌えるようになったら楽しいんだろうなあ。オペラなんかで歌ってる人を見ると、本当にうらやましい。
追記(2007/12/13)
結局自分の歌は使い物にならないので、話題のVOCALOIDを使ってみました。初音ミクはさすがに声質が使いにくいので、MEIKOの体験版を試用。体験版では子音がほぼ使えないし、細かなエディットもしてないけど、なかなかいい感じ。ちょっとエフェクトかけたりして調整すれば、十分使えそう。そこそこ値は張るけど(最安値17000円くらい)、買ってしまおうかしら。

