思索の日々、音との生活。

大学図書館パートタイマー(2年目)の広くて浅い思索の日々、音との生活。

忘却の彼方。

ここのとこ、あまりヒマが無く、更新が滞っております。
で、あまりにも書きたいことを忘れていくので、憶えているだけでも書きとめ。

・ヴィオラ習いにいきたい
・浜松行ってきた
・manoの服
・服装が多様化すれば、和服もゴスロリも奇異には見えない
・コミュニティの拡大は、共通する構成員をつたって。
・オペラは演劇、声楽、衣装の3点そろったエンターテインメント
・名古屋の大塚屋
・南紀・串本の奇岩群
・「モダン・ジャズ・ピアノ・レッスン」
・「名曲の常識・非常識」
・3つの道「図書館員」「楽器工」「作曲家」
・2輪の魅力

最近の音楽

イチガンレフさんについてはまた書くとして、最近ヒットな音楽の話題。

1.ELLE GARDEN
なんだか世間では売れてるらしいけど、最近まで知らなかった、私。日本人のバンドだけど、センスが日本人離れしている・・・。
ノリが良い上に、曲のコントラストがはっきりしてて、非常にかっこいい。和声も、暗くはないが結構ヘヴィ。
公式サイトで全曲試聴できる「Space Sonic」がオススメ。これ、オリコン初登場5位だそうで。日本の音楽ファンも捨てたもんじゃないね。

2.特撮
筋肉少女帯の大槻ケンヂさんのバンド。筋少より更に大槻色が濃い気がする(笑)。
ヘヴィな曲はかなりヘヴィ。レトロな雰囲気の曲もあり。
あいかわらず歌詞が良いです。

3.fonogenico
ずいぶん雰囲気かわりますが・・・。多分クラブ系のポップスです(このへんのジャンル分けはさっぱりわからん)。某アニメのEDで使われてた曲(Reason)がよかった。ボーカルとピアノ(キーボ−ド)の二人組。ボーカルの声質と曲が合ってるのと、ピアノの音色がここちよいです。
公式サイトでいくつか試聴可。まだあんまりCD出してないのね。

4.湯川潮音さん
ユカワシオネと読むそうです。アイルランド(?)に留学してたそうで、そのあたりの音楽に乗せた、大貫妙子に似た独特の歌声がここちよいです。つじあやのにも似てるとこがあるかな。合唱をこどもの頃からやってたそうで、声量・音程もばっちり。
公式サイトで試聴できる「ツバメの唄」(「紫陽花の庭」収録)がステキ。トップランナーでやってたアコースティック版もよかったけど。

5.エル・コーリー(Bashara El-Koury)
NMLで発見した、現代の作曲家。比較的ききやすい現代音楽ですが、映画音楽的ではなく、厳しさと奥の深さを持っています。ショスタコに似てるかな?今回聴いたCD(8.557692)の曲はいずれも素晴らしかった。今後さらに期待・・・なんですが、この人レバノンの出身だそうで。うう、怖い・・・。

買っちゃった〜よ、買っちゃった〜♪

あはははは。買っちゃいました。ついに。楽器でなく。
イチガンレフ。

キヤノンさんのEOS Kiss DIGITAL Nです。
コストパフォーマンスいいらしいので。
24時間以内発送だから明後日か3日後(方言で言う「ささって」)にはこの・・・この手に・・・うふ、うふふふふ。

いやー、残高が泣けそうです・・・。
働かにゃ。

それと、前に注文したヘッドホンが届きました。
PanasonicさんのRP-HTX7。色はビーンズグリーン=豆緑(笑)。
レトロでかわいらしいです。ステキデザイン。
音質には拘らない人なんで、よくわからんですが、新品だからか、シャープな感じの音です。遮音性はそこそこあって、よいです。
パッケージもステキ↓。
(蛍光灯下での携帯電話による撮影なんで色酷いです)
headphone

「和声と楽式のアナリーゼ」

今日、クラシック曲のアナリーゼ(楽曲分析)をやってるサイトはないかとググってたところ(そういうサイトはなさそう?)、島岡譲氏の新刊「和声のしくみ・楽曲のしくみ―4声体・キーボード・楽式・作曲を総合的に学ぶために」なる本が出てました。とてもよさそう。\3000弱はキツイけどそのうち買わないと。もう図書館にリクエストするのもちょっと気が引けるし(笑)。

今回は同じ島岡譲氏の「和声と楽式のアナリーゼ」について。
私、恥ずかしながら夢は日曜作曲家でして、当然ながら独学なので作曲に関わる本をあさったわけです。で、色々読んで一番しっくりきたのがこの本(そして一度でも最後まで読んだのもこの本のみ!(笑))。というわけで、特に独学者にオススメです。

楽式論はよく知りませんが、日本で和声の本と言えば「和声−理論と実習」が有名。同じく島岡氏が執筆(共著ですが)しています。
ただ、これは・・・はっきりいってしんどいデス・・・。かなり本格的なのか、全3巻+解答例が別冊と大ボリューム。お値段も本格的で、全部買うと約2万円!
読みながら演習問題をすすめていけば、難しいことはないんですが(1巻しかやってないけど)、量が膨大でしんどいのに、実例が全くないために「これって役に立つんだろうか」と思ってしまう。あと、ソルフェージュ力のない私には、ピアノで弾かないとわからないので、4声体は指が届かなくて大変でした(笑)。
なにより、和音の並べ方だけでなく、ボイシング(和音のどの音を、どの順で、どの高さに置くか)にかなり紙面を割いてるので、余計にしんどい&不信になってきます。

一方の「和声と楽式のアナリーゼ」。
これのいいところは2つ。実例が豊富(というか、それしかない)な点と、ボイシングを扱わない点。
実例が豊富・・・というか、アナリーゼが主点なので、新しい和音が出てきたら、実際に使われてる譜例を示し、演習問題も全て実際の曲のアナリーゼ。確実に役に立つことを実感できます。
しかも、譜例も割と長くて、出てくる曲は一部を除いて、バイエル、ソナチネ・アルバムI・II、ソナタ・アルバムI・IIというピアノ弾きならまず持っているだろう曲集にある曲ばかり!持ってなくとも、安くどこでも手に入ります。これは大事。交響曲のスコアの抜粋なんか出されたって、とても全部揃えられやしません。なんて実用的なんだ。
もう一つ、ピアノ曲しか扱わないので、基本的にボイシングは扱いません(もちろん転回は扱いますが)。ありがたい!これのおかげでヤヤコシイ規則を憶えなくて済みます。和声(と楽式)に集中できます。指も足りるし(笑)。
あと、楽式を扱ってるのもよいです。和声をやりはじめたときにも思ったけど「あ、意外とクラシックの曲ってシンプルな構造なんだな」というのがわかって安心&感心します。

これだけ親切な作りですが、内容は濃ゆく、全部、自分のものにするのは結構大変だと思います。でも、他の本に比べれば、わかりやすく、やる気も持続するというものです。
この本は、楽典の次に読む理想的な本で、これで和声と楽式の基本的な部分を理解したのちに、前に挙げた本や、その他の各論に進むのがいいかと思います。私はまだそこまで行けませんが、がんばります。

ソフトウェア・ハーモノグラフ実現へ。

先日の記事で触れたハーモノグラフ。
減衰振動がわからんからあきらめた、と書いてたんですが、あきらめきれずに高校時代の参考書引っぱりだして、なんとかできました(たぶん)。

式を導くまでの過程を、Wordでレポート風にまとめてPDFにしたんですが、FC2ブログではPDFはアップできないらしいので、私用のHPスペースにアップしました。見たいという奇特なかたはどうぞ。

http://hp.vector.co.jp/authors/VA028660/note/sharm.pdf

あとは、プログラム化して、美しいインターフェイスを作るだけ。夏休みの自由研究(工作?)ということで(笑)。
そんな時間あるなら、卒論やれよって感じですが(汗)。

世界最大のピアノ(?)

KLAVINS PIANOというピアノがある。
いや、ピアノと呼んでいいのか迷ってしまう楽器だ。

弦は地面に対して垂直に張られ、鍵盤は地上3mくらいのところにあって、演奏者は階段をのぼって(!)、楽器にたどり着くのだ。
もちろん、単に大きいピアノを作りたかったわけではなくて、現行のピアノの問題点−低弦の張力の弱さや、響板が上向きである点など−を解決したピアノとして作られた。

製作者のサイト(下記)で、ブゾーニ編のバッハの「シャコンヌ」の演奏が聴けるが、中低音が非常にクリアで、普通のピアノとはかなり違う音色になっている。

http://www.klavins-pianos.com/
↑のModel 370

実際、この演奏を聴いて、普通のピアノとどっちがいいかと言問われれば、私は普通のピアノを選ぶだろう。だが、それは単に「慣れ」と、曲との相性によるものだと思う。

ヴァイオリンですら、登場時は(ヴィオールと比べ)「音が大きいだけで倍音が少ない」と酷評されていたが、いまや最も使用頻度の高い楽器のひとつだ。
また、古楽の曲が現代の楽器に適さず、現代の曲が古楽器に適さないように、ある楽器のために書かれた曲は、普通他の楽器で効果的に響かない(例外もある)。

KLAVINS PIANOはピアノの名を冠しているが、ピアノとはかなり異なる楽器である。様々な倍音を含む低音と、シャープでクリアな低音。どちらがいいというのではなく、それぞれの楽器に適した楽曲が、適した演奏様式で、先入観のない聴衆に聴かれれば、どちらも素晴らしい音楽となるだろう。

ところで、いわゆるクラシックで使用される楽器は、細かい部分を除いて改良の余地がないと思われている。しかし、ピアノでもここまで出来るのだから、もっと新しい楽器の製作を試みてもいいんじゃないだろうか。かつてアドルフ・サックス氏が、サクソフォン族・サクソルン族をつくりあげたように、スタンダードになりうる楽器をつくる余地はあるはずだ。

ちなみに、未完成の楽器ともいわれる、ヴィオラには、かなり特殊なかたちのものもあります(Hiroshi Iizuka氏の作、詳細不明)。楽器が大きいため、豊かな中低音が出る上、くぼみのために、左手の自由度が高いそうな。
↓は、このヴィオラの使用者のScott Slapin氏のサイト。演奏も聴けます(自作のNocturneはなかなかいい曲)。

http://www.scottslapin.com/